京都で100年以上続く掛け軸・屏風専門店がお伝えする『目利きへの道』 -天香堂ブログ-

京都で100年以上続く掛け軸・屏風専門店がお伝えする『目利きへの道』 -天香堂ブログ-
  • HOME
  • 目利きとは
  • 初めての方へ
  • 記事一覧

中国宋時代と日本平安時代の名品を見るチャンス!

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
Pocket

一生に一回は手にしたい作品

 

中国の宋時代の作品や日本の平安時代の作品のような希少な作品は古美術店で見かけることはほとんどないと思います。

古美術商にとっても一生に一回は手にしたいと思うような物です。

しかし、どこにそれらを手にいれるチャンスが巡ってくるのかわかりませんから、普段から勉強は欠かせません。

だからと言ってどこの美術館でも見られるかというと、そういうわけには行きません。

 

ただいま名古屋の徳川美術館でそのような希少な作品を見ることができる展覧会が開かれています。

 

ぜひこのチャンスをお見逃しなく!

 

徳川美術館特別展:『茶の湯の名品』『豊かなる朝鮮王朝の文化』

 

展覧会レポート@徳川美術館

 

特別展:『茶の湯の名品』『豊かなる朝鮮王朝の文化』

 

『茶の湯の名品』

徳川家伝来の中国高僧墨跡、書状~利休/織部から秀吉まで、平安・鎌倉の古筆切などなど正しく名品揃いの展覧会です。

特に私の目を引いたのは伝牧谿筆 洞庭秋月図などの南宋絵画です。

南宋絵画独特の墨の濃淡による表現をぜひご覧いただきたいです。

何より驚いたのはその状態の良さです。

作品が修復されたのは間違い無いと思います。

それにしてもどの作品も素晴らしい状態でした。

作品と表具の取り合わせも見どころの一つだと私は感じました。

 

『豊かなる朝鮮王朝の文化』

この展覧会は日韓国交正常化50周年記念、徳川美術館開館80周年記念、そして徳川家康没後400年の節目として企画された展覧会です。

尾張徳川家の旧蔵書を中心に和漢の優れた古典籍を所蔵する公開文庫(蓬左文庫)の所蔵品の中には徳川家康が集めた約1500冊にも及ぶ朝鮮王朝時代の刊本や写本があります。

今回の陳列作品は朝鮮時代の古典籍が中心です。

しかし、高麗仏画や高麗経といった美術作品も並んでいますので見逃せません。

しかもそれらは徳川家に伝わる作品です。

さすがは徳川家というざるを得ません。

ぜひ足を運んでみてください。

会期は両方の展覧会とも11月8日までです。

 

追記:常設展も見逃せません。

「大名の室礼」「大名の数奇」「大名の雅び」と部屋ごとに違うテーマで作品が並んでいます。

どの部屋も大名の部屋を再現してあります。

そしてその中で当時の飾り方を再現されています。

普通の展覧会は無機質な空間に作品が並んでいます。

それに比べると作品がどこか生き生きしているようにも感じました。

(その分陳列作品数は少ないです。)

共有:

  • クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)
  • Facebook で共有 (新しいウィンドウで開きます)
  • クリックして Google+ で共有 (新しいウィンドウで開きます)

関連

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
Pocket

古美術好きが作品を買う前に知っておきたい『目利き』 になるための5つの原則

目利きへの道 に無料メルマガ登録すると、目利きになりたいあなたをサポー トする『メルマガ会員限定コンテンツ』を無料でプレゼントいたします。

○今なら、こんな会員限定コンテンツがもらえます。
【目利きになるための基本が学べるレポート】
・古美術好きが作品を買う前に知っておきたい『目利き』になるための5つの原則

  • 原則1:本物を見る。
  • 原則2:作品を買う
  • 原則3:資料で調べる
  • 原則4:歴史を学ぶ
  • 原則5:気の合う古美術商を見つける
それに加えて

  • ・ プロがどのように美術館で作品を見るのか。
  • ・ 優れた作品を安く買える方法。
  • ・ 現代ならではの作品の見つけ方。
  • ・ うまく古美術店との付き合う方法。

○メルマガ会員限定コンテンツは、こんな方におすすめです。

  • ・書画が好き。
  • ・家に飾りたい。
  • ・尊敬する人物の書(描)いたものを手元に持ちたい。
しかし・・・
  • ・書画には贋物ばかりでどれが本物かわからない。
  • ・どうやって真贋を見分けるのかわからない。
  • ・高級店にいけば本物を置いているのかもしれないが、 値段が高すぎて手が出ない・・・だからといって偽物は買いたくない。
  • ・本物を安く手にいれるためには、目利きになればいいのはわかっているけど、どうしたら目利きになれるのかわからない。
書画が好きでこれから買いたい方、もう書画を持っているけど、作品の真贋がよく分からないという方にピッタリです!

メルマガ登録はこちらをクリック

« 天理図書館 俳人蕪村展 書画の価格〜デパート編 »

プロフィール

掛け軸・屏風など書画専門店 山添天香堂

プロフィールの詳細

無料会員登録 山添天香堂公式通販サイト

厳選された作品をご覧になりたい方は
こちらをクリック

YpuTube 山添天香堂チャンネル 山添天香堂Facebookページ
  • こんな矢野橋村見たことない!!

  • 本願寺名宝展@龍谷ミュージアム

  • この秋は良寛展が!

  • 国内にある文化財の海外流出

  • 国内中国美術品事情

カテゴリー

  • ブログ
  • 作品の見方
  • 展覧会
  • 未分類
  • 研究資料
  • 飾り方の例
京都で100年以上続く掛け軸・屏風専門店がお伝えする『目利きへの道』 -天香堂ブログ-
山添天香堂
〒605-0089
京都市東山区大和大路三条下ル元町371
TEL:075-561-3064
FAX:075-561-5066
E-mail:info@yamazoetenkodo.co.jp

Copyright© 2021 京都で100年以上続く掛け軸・屏風専門店がお伝えする『目利きへの道』 -天香堂ブログ-. All rights reserved.

ページトップへ